0229-25-4668 info@shinrin.org
10
10月

2022年 夏の間の活動報告!

こんにちは!!

春の活動報告から、ブログはご無沙汰しておりましたが、みなさんお元気でしたか?
今年は、鳴子の夏は暑かったものの、涼しくなるのもかなり早く、10月になった今、既にストーブが稼働中です。

さて、そんな短くも厳しい暑さの夏、私たちは変わらずにしんりん整備と草刈り、そして薪づくりに追われていました。
(薪はボイラーで使用するため、夏場でも需要があります。)


まず、草刈りハイシーズンの幕開けともなる6月某日。
宮城県東松島市にある「NTT東日本 みやぎの森」にて草刈り活動に行ってきました。

5月に更新したブログ「春の活動報告~その弐~」でクロマツを補植した場所など、2か所に分かれての草刈り作業。

浜市地区:矢印の辺り、木の上の方までツルが絡みついている
矢本地区:しんりんスタッフと同じくらいまでまっすぐ伸びている草。
矢印は苗の位置(他にもあるけども写真ではもう見えない)
31
5月

春の活動報告~その参~

春の植樹イベントの様子をお伝えする活動レポート第3弾!

第1弾・第2弾では毎週のように行われた植樹活動の様子をお伝えしましたが、最終回の第3弾は、植樹活動の舞台裏の様子をお伝えします!


植樹活動の準備は、まず植樹活動に向いている場所の選定から始まります。

もちろん、海岸の防災林のようにあらかじめ場所が決まっている場合もありますが、エコラの森での活動の場合は何本くらい植樹するのか、植える樹種は水を好むのか苦手なのか、など活動規模と内容に従って場所を選定します。

場所が決まったら、次は地拵え。田んぼや畑も植える前に準備が必要ですが、植林もそれは同じです。植樹した苗が活着しやすいように準備をします。

特にエコラの森は、まだまだ荒れた森の部分が多く、ツタ類がはびこる場所もあれば、突然ゴロゴロと瓦礫が転がっている場所もあるのが現状です。瓦礫は30年土の中にいても分解されませんから!!!

・・・そして今回の地拵えの最大の難所は竹林!

遠くからでも存在感のある竹林。あの場所に植樹することが決定!

竹は地震の多い日本で防災林として、場所によってはとても重要な役割を果たしていますが、エコラの森はもともと地すべり地帯。根の浅い竹は、何かあった場合、大規模に滑り落ちてくる可能性があります。

今回の植樹ではその場所に広葉樹を植えよう!ということで、竹を切って地拵えです。

11
5月

春の活動報告~その壱~

みなさん、こんにちは!

数年ぶりに行動制限のないゴールデンウィーク。観光地ではコロナ前ほどとは言わなくても昨年・一昨年に比べて人出が大きく回復したというニュースが多く聞かれますね。

私たちの森はかつて観光地になろうとしたところ。今はまだ、手入れは必要な部分が多く残っている場所ですが、そんな森にも今年はたくさんの人が来てくれました。

観光ではなく「植樹」という、より未来を見据えた活動で・・・!

ということで、2022年の春の植樹活動を今回から数回にわけてご報告いたします!


今年最初の植樹活動は3月中旬。

今年からCSR活動の一環として、エコラの森の再生に関わってくださることになった、メットライフ生命の方々です。

今年はエコラの森になんと1000本の植樹を目指し、全4回の活動を予定しています。

その先駆けとして社長さん自らが記念すべき1本目の植樹をしたい、ということでまだ雪の残るエコラの森で植樹を行いました。

1本1本丁寧に植樹をしていきます。
08
3月

目指せ一人前!~新人きこりの挑戦 第2弾~③

2021年11月から私たちの仲間入りをした新人きこり・カーク。

仲間入りする季節が違えば、最初の仕事の内容も大きく変わるのが山の仕事。

第1弾では触れられなかった活動も紹介しながら、新人きこりが一人前になるまでの道をゆる~くお伝えしていく第2弾、3回目です!

なんだかんだこのブログを更新していない間に3カ月を過ぎ、研修期間が終了しました。

・・・もうしっかり山に入ってバリバリ木を倒しているかと思いきや・・・。

宮城県は東北でも比較的雪の少ない太平洋側とはいえ、大崎市鳴子温泉地区は山形県や秋田県との県境に位置する場所。雪は多いです。


↑年末からずーっとこんな景色です。

カークは除雪車に乗ってサスティナヴィレッジ敷地内の除雪作業を行っています。(雪が多い時だけです。毎日やってくれてもいいけど。)

もともと宮城県出身のカーク。雪が全く降らない場所で育ったわけではないけれど、さすがに、こんなに雪深いところで生活するのは初めて。もちろん、除雪車を動かすのも初めての経験です。

朝早く起きて、周辺の除雪を試みるも、何度もダメ出しを食らう日々(笑)。

停めてある車が出られないような場所に雪をどかしてみたり、見通しが悪くなる場所に雪を盛ってみたり、全然平らな路面にできずに地面が大きく波打ってみたり・・・。

18
12月

いつかは自分で1本の木を~新人きこりの挑戦 最終回~

今年8月から私たちの仲間になった新人きこり、タッカ。

林業未経験から一人前のきこりになるまでをゆる~くお伝えしてきたこのシリーズも今回が最終回。

・・・え? もう一人前!?

タッカが私たちの仲間になってから5カ月が経ちました。

前回のブログで、先輩たちに指導されながらも自分で木を伐倒することができたタッカ。

普段、山で作業をしている時は、基本的に他のメンバーとの物理的な距離も遠いため(安全確保のためです)、黙々と作業をしていることが多い印象です。

本人もそれが苦になる性格ではないようで、早くも無口な山の男といった雰囲気になってきました。

そんなタッカですが、もちろん木を伐るだけではなく、イベントの準備作業などをすることもあります。


↑こちらは馬をイベント会場まで連れて行くための準備作業中。

しんりんのメンバーは、「話すのが苦手」を自称する人が多いのですが、みんなで集まった時は結構にぎやか。(作業に対するこだわり派が多いとも言う)

01
12月

目指せ一人前!~新人きこりの挑戦 第2弾~①

2021年8月に新人きこりさんが増えたばかりですが、その3か月後の11月、さらにもう一人、新しいきこりさんが仲間入りしました!

仲間入りする季節が違えば、最初の仕事の内容も大きく変わるのが山の仕事。

第2弾では第1弾でお伝え出来なかった活動を通して、新人きこりさんが一人前になるまでの道をゆる~くお伝えしていきますね♪

・・・ということで、早速新しいきこりさんの紹介から。

愛称:カーク(なぜか外国名前ですが、実際は日本人です。)

林業:未経験

出身:宮城県仙台市(今は私たちの活動場所にほど近いところに引越済)

この写真は、しんりんでの勤務をスタートさせて3日目の写真です。

何をしているかというと、この日は「みちのく薪びと祭り」というイベントがありまして、カークは先輩きこりと一緒にイベントに参加していました。

(みちのく薪びと祭りは、東北で薪を仕事にしている人たちが集まって、現地見学や意見交換などを行うシンポジウムのようなイベントです。)

3日目とあって、全然仕事を覚えるに至らないままのイベント参加。でも、このオレンジを着るとしっかり薪びとに見えるから面白いです。

20
11月

子どもたちが木の伐採と馬搬を見学しました!

11月20日(土)、鳴子こども園の園児たちが、木の伐採と馬搬を見学しました!

このイベントは、鳴子こども園の園舎を新しくするのに伴って開催されたイベントで、ぜひ地元の森から伐りだされた木を使いたいという思いと、子どもたちが使う園舎に自分の山の木を使ってほしいという思いが一つになって開催されたものです。

今回はたくさんの方々から木の提供をいただけることになり、私たちNPOしんりんスタッフは当日まですべての山々を回って準備してきました。

倒す木に安全対策のワイヤーを装着しています。

その中から、子どもたちが見学に入りやすい場所を選定し、実際に切る木を選び、前日にはあらかじめいくつかの木を切り倒して、当日の朝は安全対策などもしっかり行ったうえで、子どもたちを乗せたバスを迎え入れました。

子どもたちが森に到着すると、それまでの機械の音しかしていなかった森が一瞬で明るくなったよう。

まず園長先生が森の木の命をいただくということをわかりやすく園児たちに説明。

そしてみんなで歌を歌い、これから倒す木に触れて、感謝の気持ちを送ります。

その後、いよいよ伐採見学。

園長先生がチェーンソーを持って、しんりんスタッフの補助のもと、木に切込みを入れていきます。

いつも間伐で切っている木とは違って、建物の大事なところに使われる木はとても太くて立派
02
9月

いつかは自分で1本の木を~新人木こりの挑戦②~

今年8月から仲間に加わった新人きこり・タッカ。

林業未経験から一人前の木こりになるまでをゆる~くお伝えしていく第2回目。
現代の木こりさんが、いったいどんな仕事をしているのかの紹介も交えつつお伝えしていきます。

では、早速ですがこちらの写真をご覧ください。

タッカを探せ!(笑)

この写真は8月の末頃。
タッカが木こりというお仕事を始めてからだいたい3週間が経過しました。

どこにいるかわかりますか?

この日は草刈りの真っ最中。

前回のブログでも草刈りしかしていないような印象でしたが、この季節は草刈りのハイシーズンです。

特にこの日は、9月上旬に行われる植樹祭に向けて、植樹予定地の草を刈る作業をしていました。
写真の左側がまだ草刈りが終わっていないところ。右側が終わっているところです。

ところどころに立っている白い棒のようなものは植樹した時に使うシェルター。

12
8月

いつかは自分で1本の木を~新人きこりの挑戦①~

2021年8月から、新人きこりさんが仲間に加わりました!

林業未経験から一人前の木こりになるまでをゆる~くお伝えしていきます。

童話の中の存在のように感じてしまう「木こり」という仕事。

現代の木こりさんが、いったいどんな仕事をしているのか、少しでも知ってもらえたらうれしいです!

…ということで、今回は新人さんの紹介です。

愛称:タッカ

林業:未経験(ただし、親の手伝いでチェーンソーを使ったことはありました)

出身:生まれも育ちも宮城県栗原市(今も栗原市在住)

この写真はNPOしんりんでの勤務をスタートさせてから3日目のものです。

お仕事を始めてからの3日間はだいたいこんな感じ。

初日:下草刈り