きこりが山で活躍する「きこり祭」と「森の作業日」
森の作業日の様子 2014.冬
雪深い大崎市鳴子温泉地区での冬の「森の作業日」は「湯守の森プロジェクト」の森林整備でした。真冬は寒さとの戦いかと思いきや真剣に体を動かすので汗をかく程で、作業の後の温泉が格別でした。「湯守の森プロジェクト」は森林と温泉のつながりを広く知ってもらうのも大事な目的ですから必ず大沼旅館さんの「美肌の湯」を頂いて終了です。のべ12名のきこりさんが伐採や搬出や出荷作業を一緒に行って下さいました。見る見るうちに整備されていない暗い杉林が明るくなって、これから「湯治林」として生まれ変わるのが楽しみになりました。きこりの皆さん、ありがとうございました。
森の作業日の様子 2013.秋
土日などを利用して自分の都合の良い日に作業にのべ10名が「森の作業日」に参加してくださいました。遠くは岩手県・山形県からエコラの森まで足を運んで伐採に夢中になってくださいました。エコラの森は森林整備をしなければならない場所ばかりで「伐採の練習になるし森はきれいになるし作業は楽しいし、なるべく時間を作って作業に来たい」と皆さんが口々に話します。
チェーンソーが使える方は整備から伐採の細かな工夫まできこりと話をしながら間伐をします。チェーンソーが使えない方は搬出や薪割り作業をします。自伐林家を目指すきこりが徐々に様々な経験を積んでいく頼もしい「森の作業日」です。
「現場で学びたい」と林学を専攻している学生さん4名も森で作業します。大学での専門知識に加えて現場での体験も積極的な学生さん達の将来がとても楽しみです。
第5回きこり祭 バックホー特別教室 2013.11.09,10
大崎市エコラの森で第5回きこり祭バックホー特別教室を開催しました。10月の予定が台風のため11月に延期して寒い中ながら、のべ8名のきこりさんが参加して下さいました。
山の中で木を伐って運び出すには作業道作りが欠かせません。キコリ講座作業道作りを受講して習ったものの、バックホーの基本操作がまだまだ。そんなきこりさんのために、掘って埋めて平らにして、と基本操作を繰り返し練習してマスターしてもらいました。
操作方法を教わって15分から20分交代で練習しました。順番を待っている間もレバーのそれぞれの動きを自分で図解して確認した合ったり情報交換し合ったり、お昼には芋煮を皆で食べたり、和気あいあいとしたきこり祭でした。
掘って埋めるだけではなく目標を持って臨めば習得も早いでしょうと、ススキだらけの場所を会場にして「ここを整地して搬出した木材を置く土場を作る!」と慣れないながらも少しずつ整地していきました。最後にはレバーを確認しなくても滑らかに操作出来るようになり、土場のための広い場所を整地出来ました。
「何とか動かせるようになった。」「悩まなくても操作出来るようになった。」と2日間ながら十分な成果があった感想を頂きました。参加した皆さんは次回のキコリ講座でベテラン林業家の橋本講師から作業道作り講習を自信を持って受講します。
参加して下った皆様ありがとうございました。
キコリ必見 製材工場見学会 2013.09.14
栗原市でキコリ必見 製材工場見学会を開催しました。真夏のような暑さの日に熱心な参加者が集まって下さいました。
まず、㈱くりこまくんえんにて丸太が製材されてくんえん乾燥されて出荷されるまでを見学しました。太い丸太が皮を剥かれて製材されていく過程は迫力があって見入って、製材の端材を燃料にしてくんえん乾燥する仕組みには興味深く参加者から質問が飛び交いました。くんえん乾燥された木材は、長く強度を保ち防虫・防カビ・防腐効果もあり、有害な化学物質を使用しない安全・安心な木材です。また、木屑を熱によって固形化するペレット燃料製造の説明も受け、地元の山の木が立派な建材になるのはもちろん端材までも大事に利用される製材工場を見学しました。
続いて、㈱サスティナライフ森の家にて製材が家具や建具になる様子を見学しました。また、くんえん乾燥された地元の木材を含めて断熱材・壁材・外壁まで自然素材を使用した家づくりについて説明を受けました。柔らかい家具や建材の手触りと香りに思わず声が上がっていました。
最後に、㈱サスティナライフ森の家が施行した自然素材の住宅にお邪魔しました。お風呂や水回りにはヒノキ、階段にはクリ、壁にはマツなど用途に応じて違う木材が使用されているとお話しされました。今年の冬に住み始めてからの住み心地は「暖かいし自然素材にこだわった床や壁の手触りが柔らかく気持ちよいですよ」との住まい手さんの言葉に皆が納得していました。
山から運んだ木材が素敵な住宅になるまでを一挙に見る盛りだくさんの見学内容で「とても良かった」と皆様から感想を頂きました。参加して下さった皆様、㈱くりこまくんえん様、㈱サスティナライフ森の家様、住まい手様、ありがとうございました。
きこり祭 2013.08.31、09.01
大崎市エコラの森できこり祭を開催しました。大雨の天気予報に開催出来ないかと心配していたのに日中は晴れて無事に開催出来ました。2日間の開催で今回も1日のみ半日のみでもと皆さんが駆けつけてくれました。
まずは薪割りをしてから山へ間伐作業に入りました。久しぶりにチェーンソーを使う人は感覚を思い出してから二段伐りを覚えていきました。安定して伐採出来るので皆が自信をどんどんつけていきます。同時に木材の搬出も行いました。
休憩時間には作業の段取りとエコラの森の未来の姿を話し合い、夜のBBQでは自伐林業について語り合い、昼食にはバイオライトのグリルで野菜を焼いて、作業終了後は皆でチェーンソーの整備をして、と和気あいあいと”きこり”が山仕事を満喫した2日間でした。
今回も林業女子が登場。山がどんどん賑やかに楽しくなっていきます。
きこり祭 2013.08.11
大崎市エコラの森できこり祭を開催しました。猛暑の中も4名の参加者が集まって頂きました。スタッフと一緒に薪割り、搬出、間伐に分かれて作業開始。鳴子の山をずっと見守ってきたきこりさんは暑い中でも薪割りを黙々と続けてくれました。森が大好きな未来のきこり君もお手伝いしました。間伐チームが頑張って伐ってくれた木の搬出もどんどん進みます。
間伐チームは今回も二段伐りの特訓です。林業女子も登場して熱心にチェーンソーの使い方をおさらいしました。安定感のある二段伐りで参加者がどんどん木を伐採していきます。
今回は1日のみだったのでミニBBQはなし。皆で近くの川渡温泉の日帰り入浴でさっぱりと汗を流しました。山で緑に囲まれていい汗をかいてリフレッシュして、温泉でさらにリフレッシュ、皆さん疲れを見せずにスッキリと笑顔で終了しました。
きこり祭 2013.07.20,21
大崎市エコラの森にてきこり祭を開催しました。2日間の参加者は5名、1日だったり、半日ずつだったり、それぞれの参加出来る無理のない時間帯で参加して頂きました。梅雨の合間の涼しい日で働いて程よい汗をかく絶好の山仕事日和でした。
20日はまず「山への恩返し 春の植林活動」でボランティアの皆さんに植林して頂いた場所の下草刈りを行いました。エコラの森の草は生長が旺盛で小さな苗木が隠れて負けてしまいそうです。きこりではないけど地元の草刈名人までも助っ人に来てくれてスッキリと刈って頂きました。
草刈りと同時進行で薪割り機を使っての薪割りも行いました。冬になって慌てるキリギリスにならないよう蟻を見習ってせっせと薪割りです。
20日の夜はもちろん川渡温泉で汗を流してからミニBBQとお酒できこりが賑やかに語り明かしました。林業に情熱を傾ける人達ならではの話題で大盛上がりです。薪を燃やしてスマートフォンを充電するバイオライトも登場。どこまでも木が大好きな人達です。
21日は全員で山へ入って間伐作業です。チェーンソーのカリスマから伝授された”二段切り”を使っての伐倒を参加者皆さんに伝授しました。これは安全で確実な伐倒方法で、キコリ講座依頼久しぶりにチェーンソーを使った参加者達も見事に伐倒しました。「気持ちいいですね!」と笑顔で自信とやる気を身につけていかれました。