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湯守の森プロジェクト 活動情報

鳴子温泉郷・湯治林キックオフセミナー開催

 2014年5月11日に大崎市鳴子温泉地区の大沼旅館の母里乃館にて、「鳴子温泉郷・湯治林キックオフセミナー」を開催しました。今まで間伐作業を続けていた杉林を「湯治林(とうじりん)」と名付けました。

まず午後に東京から参加した家族が「家族の木ツアー」として参加して、新緑の湯治林の中を散策しました。湯治林の中にはケヤキやカエデなどの広葉樹の若木がたくさん自生していて、これから杉を間伐して広葉樹を残して混交林としていく計画です。そのケヤキの若木の中から「◯◯家の木」を1本選んで札を着けて長い生長の時間を見守る「家族の木」にしました。参加した6歳の女の子は「この木は家族の1人だからね。」と大喜びでした。この女の子が素敵な大人の女性へと成長するのと一緒に木も生長していくのが楽しみです。

そして夕方からは地元の人達も参加して、安藤邦廣筑波大学名誉教授を招いて板倉構法、湯治林についてお話を頂きました。地元の山をなんとか元気にしたいと考えている人達は、山も地域も元気にする要素が満載のお話に食い入るように聴いていました。その後の懇親会も山への思いが大きい皆さんで話が尽きませんでした。

翌日12日には「家族の木ツアー」参加の皆さんは、さらに伐採体験もして森での時間を満喫されて帰られました。

参加された皆さんから「内容が充実してとても良かった。」「うちにも古い板倉がある。元々の文化とし活用したい。」などの感想を頂きました。

   湯治林キックオフセミナー⑦ 湯治林キックオフセミナー①湯治林キックオフセミナー⑥

 

 

 

 

 

 

湯治林キックオフセミナー④湯治林キックオフセミナー⑤湯治林キックオフセミナー②

 

 

 

 

 

 

 


きこりキッズ 鳴子の雪で遊ぼう

 2014年2月と3月にエコラの森と大沼旅館にて森と温泉を満喫するイベントを開催予定しておりましたが、大雪による交通障害等を配慮して中止と致しました。ご参加をご検討されていた皆様には大変申し訳ございません。

今回の事例を踏まえ今後も皆様が楽しんで頂ける内容を吟味して、親子で森と温泉へワクワクして遊びに来るイベントを企画いたします。


種まき人の集い 参加

2014年2月22日、23日に宮城県大崎市の東鳴子温泉地区の大沼旅館で開催された「種まき人の集い」にNPO法人しんりんのスタッフも参加して「湯守の森プロジェクト」をPRしました。

大沼旅館は様々なコラボ企画を次々を展開してきて、各分野で活躍する多彩な人々が集い交流する温泉旅館です。そんな個性的な方が一同に集まりそれぞれの活動を発表し楽しく情報交換するイベントが「種まき人の集い」です。

安藤邦廣筑波大学名誉教授も参加されて急遽「板倉の家」についてのミニセミナーを開催しました。地域活性化や里山資源活用に興味のある参加者全員がどんどん話に引き込まれ板倉構法の家の画像を見ると「住みたい!欲しい!」の声があちこちから飛び交いました。

地元食材満載のお料理と美味しい地酒と美肌の湯を堪能した翌日には、元気な参加者がさらに急遽伐採現場の見学をしました。キックオフフォーラム後に間伐をつづけている杉林に来て安藤先生、大沼旅館湯守、きこりの「湯守の森プロジェクト」の説明を聴いたあと、伐採の様子を見学しました。すっかり板倉の家の虜になった参加者の皆さんが「どんな森になるんでしょう?また来て今度は伐採したい!」など今後を期待する感想を話して下さいました。

種まき人の集い①種まき人の集い③種まき人の集い②

 

 

 

 

 

 

 


湯守の森プロジェクト キックオフフォーラム

2014年1月25日、26日に宮城県大崎市の東鳴子温泉地区の大沼旅館とその森にて、「湯守の森プロジェクト」のキックオフフォーラムを開催しました。

第1部 セミナー

25日は第1部として大沼旅館の山荘「母里乃館(もりのやかた)」にてセミナー「森を守る家づくり」を開催しました。講師に安藤邦廣筑波大学名誉教授を迎えて、古来からの日本人と森の関わりから現代の板倉の家つくりまでお話しして頂きました。

森はまもる ー 森は本来人間があまり手をつけず神が宿る神聖な場所

林ははやす ー 人間が同じ種類の木を植えて育てる松林、杉林  

木はつかう ー 人間が林から切り取って使う素材

漢字の通りに古くから日本人は木の文化を育み、伊勢神宮などの伝統ある建築物は木を使う板倉構法です。東北地方とくに宮城県にはこの板倉構法で建てられた米倉が多く残っています。第二次大戦中に日本には木がほとんどなくなり戦後に植林された杉などが今、伐採時期に入っています。この杉を有効に活用して地元の杉材を地元の大工さんが地元で板倉の家を地元の人達と建てれば地域活性化にとても貢献します。福島県では震災の仮設住宅に、宮城県では復興住宅モデルとして既に板倉の家を建てて、大工さん達が今後も建てていこうとしています。

板倉の家は角材と板材で建てられます。講習を受けて地域コミュニティの力も借りながら地元の木材で板倉の家を建てていけば地域が活性化し日本社会を明るく再生できます。

湯守の森キックオフセミナー①湯守の森キックオフセミナー③湯守の森キックオフセミナー②

 

 

 

 

 

 

安藤講師の話に全員が真剣に聴き入りメモを取り板倉の家や木材について具体的な質問が飛び交いました。古くから伝わる板倉構法をより建てやすく地域に根付くように工夫した安藤講師による板倉の家つくりの大きな可能性と魅力に全員が「地元の杉材の板倉の家を建てたい!」とワクワクしたセミナーでした。

このセミナーの後はもちろん温泉です。大沼旅館さんの美肌の湯ですっきりと暖まりました。

第2部 伐採

26日は第2部としてこれから整備をしていく杉林で伐採を開始しました。まずお神酒(もちろん鳴子の地酒)とお水(もちろん大沼旅館の源泉の水)とお米とお塩を山の神様にお供えして全員で拝礼しました。

湯守の森キックオフ伐採⑦湯守の森キックオフ伐採①湯守の森キックオフ伐採⑨

 

 

 

 

 

 

 

それからきこりが1本伐倒し参加者が一人ずつきこりのアシストを受けながら伐採体験をしました。頼もしくも「チェーンソーは普段触る機会がないからやってみたい」と張り切って挑戦したのは若い女性4名「重くて水平に伐るのが難しい。」と言いながらも「楽しい、気持ちいい、良い経験になった」と終始笑顔でした。男性も負けていません。この杉林の山主である大沼旅館の5代目湯守も自らチェーンソーを持って一番太い木を伐採しました。「ここは私が生まれた頃に植林したそうです。木を倒した瞬間に大きなエネルギーが背中にふっと降りてきたような不思議な感覚になりました。」と、代々お湯を守ってきた湯守がこれから同じように森も守る事へのエールでしょうか。

湯守の森キックオフ伐採⑩湯守の森キックオフ伐採⑥湯守の森キックオフ伐採⑤

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伐採が終了した後は温泉に入って昼食と食べながらこれからの「湯守の森プロジェクト」の展望を希望たっぷりで語り合い終了しました。熱心な参加者はそれぞれの熱い思いを語りすぐに和気あいあいとなり、またすぐ次の機会でも一緒に活動できるような充実したキックオフフォーラムでした。参加してくださった皆様、ありがとうございました。

整備をする杉林からは鳴子の田畑と温泉街とJR陸羽東線がよく見えます。ここをこれから皆様の力と笑顔をお借りしながら温泉と森の両方を楽しめる空間にしていきます。

湯守の森キックオフ伐採②大沼旅館天女の湯

 

 

 

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