今年8月から私たちの仲間になった新人きこり、タッカ。
林業未経験から一人前のきこりになるまでをゆる~くお伝えしてきたこのシリーズも今回が最終回。
・・・え? もう一人前!?
タッカが私たちの仲間になってから5カ月が経ちました。
前回のブログで、先輩たちに指導されながらも自分で木を伐倒することができたタッカ。
普段、山で作業をしている時は、基本的に他のメンバーとの物理的な距離も遠いため(安全確保のためです)、黙々と作業をしていることが多い印象です。
本人もそれが苦になる性格ではないようで、早くも無口な山の男といった雰囲気になってきました。
そんなタッカですが、もちろん木を伐るだけではなく、イベントの準備作業などをすることもあります。
しんりんのメンバーは、「話すのが苦手」を自称する人が多いのですが、みんなで集まった時は結構にぎやか。(作業に対するこだわり派が多いとも言う)
タッカもその中に入って積極的に作業をこなしていきます。
月に1回拠点に集まって行うミーティングでは、メモ帳に手書き派の多いメンバーの中で、タッカはスマホにメモ。
この辺りはちゃんと現代の若者です。
最初は林業未経験ということもあり、とても緊張していたような印象でしたが、徐々に緊張もほぐれ、今ではしっかりメンバーの一員としてそのポジションが確立されているようです。
実は、タッカが8月に仲間入りしてからこれまでに参加したイベントは、実は9月の植樹祭のみ。
これはイベントが苦手ということではなく、イベントの日も別の現場で間伐作業にあたっていることが多いためです。(新型コロナウィルス感染症のためにイベント自体が少ないというのもありますが・・・)
なので、伐採体験などで彼を見かけることはほとんどないと思います。
イベントで先輩が抜けても作業が遅れてしまわないように、山奥で頑張ってくれています。
もちろん山の仕事を全面的に任せられるほど一人前になったのか?・・・と言われると、そこはまだまだ足りない部分があるのは当然のことですが、頼もしい仲間になったことは間違いありません!
これから、まだまだ寒い山奥での作業が続きますが、たくさん着込んで寒さ対策をしているというタッカ。
来年はまず一人暮らしをして、それから子どもの頃にはあんまり好きになれなかったピアノも、機会があったらまたやってみたい・・・なんて、少し気持ちに余裕も出てきたようです。
最後に、タッカにこれからの意気込みを聞くと・・・
「1日も早く技術を身につけられるように頑張ります。」とシンプルな言葉が返ってきました。
これからも応援よろしくお願いします。