第一回湯守の森会議 里山循環社会を目指して〜鳴子湯守の森

東鳴子の大沼旅館山荘でシンポジウム・馬搬実演が開催されました。

3月13日〜3月15日に開催されたイベント「第一回湯守の森会議 里山循環社会を目指して〜鳴子湯守の森」

3月13日は、セブンイレブン記念財団の小野弘人氏をお迎えし「もしも林業女子が『もしドラ』を実践したら」と題したセミナーをしていただきました。『もしドラ』とは、「もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」のことです。ピーター・ドラッカーの「マネジメント」は組織論だけでなく、現代社会で生きていく「人の生き方」にも繋がってきます。普段はNPO活動の活性化・運営について講師をされることが多い小野さんですが、それを「林業女子」に置き換え、参加者全員でこれからの社会においての林業のあり方、林業のマネジメント、そして林業を生業としていくためのヒントをワークショップ形式で行っていただきました。

IMG_5264

3月14日は、「循環型の地域鳴子を目指して」をテーマにしたシンポジウムを開催。

岩手県葛巻町の鈴木重男町長の基調講演では、「ミルクとワインとクリーンエネルギーの町」と掲げた葛巻町の取り組みや今後の展開についてお話していただきました。

IMG_5278 IMG_5279

続いて、「里山循環の鳴子と全国の連携について」というテーマで、大崎市環境保全課長 岡崎美津男氏、日能研代表取締役 高木幹夫氏、セブンイレブン記念財団 小野弘人氏、一般社団法人くりこま高原自然学校・NPO法人日本の森バイオマスネットワーク代表理事 佐々木豊志氏をお迎えしてパネルディスカッション。ファシリテーターには、グリーンイメージ国際環境映像祭事務局長の尾立愛子さんです。

IMG_5283それぞれの取り組み、そして循環型社会の形成の為に、それぞれが出来ること、今後どのように連携していく必要があるのお話していただきました。

外ではきこりマルシェと森カフェも開催!

IMG_5280 のコピー

午後からは、天然住宅/天然住宅バンク代表の田中優氏の講演。「新たな商品作りから始める社会変革」という題で展開していただきました。オフグリッドの住宅や生活についてなど、興味深い話の数々。今までの生活を見直して、取り入れられることから始めたいと感じるお話でした。

IMG_5293

続いて、遠野馬搬振興会の岩間敬氏に「馬搬と森のくらし」について、ヨーロッパの実例や、遠野での馬搬の様子を交えながらお話していただきました。

IMG_5299

そしてそのあとは、「きこり女子シンポジウム」!

IMG_5329 IMG_5330

青森県は人妻林業の石村真弓さん、岩手県はいわて♡林業女子会の吉田敬子さんにお越しいただきました。宮城県は宮城きこり女子会発起人で、NPO法人しんりんのきこり、田手扶紀。ファシリテーターは尾立愛子さんです。事例発表や今後どうしていきたいか、など熱くディスカッションしました。

そして最後のパネルディスカッションは、「鳴子の森の暮らし方」というテーマで、鳴子に関係の深い方々に登壇していただきそれぞれのお話を伺いました。筑波大学名誉教授 安藤邦廣氏、鬼首山学校校長 大沼幸男氏、大沼旅館五代目湯守 大沼伸治氏、そしてファシリテーターは尾立愛子さんです。

IMG_5307