今年8月から私たちの仲間になった新人きこり、タッカ。
林業未経験から一人前の木こりになるまでをゆる~くお伝えしている第4回目。
いよいよその時が訪れました!
3カ月の研修期間が終わろうとしていた10月末。
タッカはまだ前回と同じ山で作業を続けていました。
この間は作っている途中だった作業道もほぼ作り終わり、本格的な伐採作業です。
さて、タッカは・・・
いました! 経験豊富な先輩方と混じって、すっかり一人前風。
先輩方の雰囲気も「面倒をみている」という感じから「一緒に作業をしている」という感じに少し変わってきているように見えます。
一通り休憩とこの後の作業の確認を終えて戻ろうとすると・・・
先輩きこりが「この木、やってみろ」と、タッカに指示!
ついにこの時が・・・・!!
・・・・実はタッカ、この写真の前日に初めて伐倒に挑戦し、その日は3本倒したのだとか。
そしてこの日はまだ1本も倒していなかったので、これが合計4本目。
タッカはもちろん、やらせてもらえるのが嬉しいはずですが、それ以上に緊張しているのか、表情は硬いまま目的の木へ。
どこに倒すか方向を決めたら、いざチェーンソーのエンジンをかけて作業開始!
伐り始めるまでは慎重に方向を見ていたタッカは、方向が決まったらあまり躊躇することなく一気に切り込んでいきます。
・・・とはいえ、まだまだ最初からパーフェクトに伐倒できるはずもなく、作業→自己確認→先輩によるチェック→修正作業→自己確認→先輩チェック→修正作業・・・・の繰り返し。
木は2本と同じものがないので、一度できたから次からは大丈夫!というものではないのです。
そしてついに!!!
細い木のため、伐り倒した木の「どーん」という音は控えめ。
後ろで見守っていた先輩方からは「あ~。。。」というテンション低めの声。
そしてすぐに先輩方によるチェック!
でもその後すぐに「次この木ね」なんて言われていたので、大きな失敗はなかったようです!
新人きこりとして仲間入りしてから3カ月。研修期間の最後には最初の目標である「いつかは自分で1本の木を」にぐっと近づくことができていました!
タッカは伐採作業の難しさを感じている様子もありましたが、もっとうまくできるようになりたい!という静かな意気込みも感じさせる表情で、次の木に向かっていきました。