今年8月から仲間に加わった新人きこり・タッカ。
林業未経験から一人前の木こりになるまでをゆる~くお伝えしていく第3回目。
いよいよ山に入っての作業です!
タッカが木こりとしての生活をスタートさせてから、そろそろ2か月が経とうとしている9月後半、最初は草刈りのハイシーズンだったこともあり、来る日も来る日も草刈りでしたが、このころになってようやく山に入っての作業が始まりました!
この日のメインは山に道を作る作業。
と言っても、私たちNPOしんりんは、山に大型の林業機械を入れることはしないため、そんなに大きな道ではありません。
小型の機械が安全に通ることができる、最低限の幅の道を作っていきます。
そして、この道を奥へ奥へ進んでいくとチェーンソーの音が聞こえて、タッカたちのいる場所にたどりつきます。
「最初は山に登るだけでも大変で、道とか特にないところに入っていっての作業だから、すぐに息が上がるし…」
タッカにとって、この山は草刈り以外の初の現場。
作業を始めて10日ほど経っていましたが、まだ、自分で木を倒すことはできていません。
今は、先輩木こりが倒した木を、その場で丸太にしていく作業を行っています。
「最初、初めて木が倒れる瞬間を見た時、山と地面に響く音が“すごいな”って思って。」
それからは毎日学びの日々。
今ではその音にも慣れて(毎日至近距離で聞くチェーンソーの音にも慣れて)、倒した木をどんどん丸太にしていきます。
もちろん、先輩木こりが木を倒す時は真剣な表情でその作業を見つめています。
「ずっと作業してるとチェーンソーはまだ重たく感じるし、思ったより重労働だと思う作業もある。」
そう話してくれたタッカは、それでもとてもうれしそうに仕事をしていました。
ちなみに、山の仕事をしている日のお昼休憩はどんな風に過ごしているのかというと、自分たちが作った道の、比較的たいらなところにレジャーシートを敷いて、ごはんを食べたら少しお昼寝…だそうです。
電波が届かない山の中で、毎日ピクニック状態。
嫌でもたくましくなるかと思いきや、まだ筋肉がついた気はしないのだとか。(ホントかな??)
でも、確実にいつかは自分で木を倒すという目標に近づいているようでした。
追伸:この作業の前に行われた植樹祭では、タッカも初の植樹を体験しました。
次回はいよいよ・・・・いよいよその時が来るのでしょうか・・・!?