2021年11月から私たちの仲間入りをした新人きこり・カーク。
仲間入りする季節が違えば、最初の仕事の内容も大きく変わるのが山の仕事。
第1弾では触れられなかった活動も紹介しながら、新人きこりが一人前になるまでの道をゆる~くお伝えしていく第2弾、2回目です!
前回は仲間入りをしてから間もないころのお話をしましたが、そこからあっという間に1か月がすぎ、このブログが公開される頃にはもう仲間入りしてから2か月が経とうとしているカーク。
その間の仕事はというと、メインは薪ステーションでの薪づくり。もちろん、機会があれば山に入りたいと希望しているカークなので、山に入っての枝払いも行いましたが、なんといってもこの時期は薪の需要が増えるシーズン。
薪ボイラーのために通年でご利用いただいている方のほかにも、暖房用として購入される方が増えるので、当たり前の話ではありますが、冬が寒ければ寒いほど、薪の在庫が減っていきます。
・・・ということで、新人カークもひたすら薪づくりです。
この日は大雨だったこともあり、屋根の下での作業でした。
軽トラックに薪を積めるだけ積んだら外にある薪棚まで運んでいきます。
そもそも、カークが林業に興味を持ったのは、海釣りが好きだったから。
釣りをしていて魚が少しずつ減ってきているように感じていた時、海を整えるには森を整えることが必要だと知り、そこから林業に興味を持ったのだとか。
もともと海のゴミ問題など、海に関する環境問題に対する意識は高かったというカーク。
そこから上流を整える方へと意識が向かい、地理的にも間違いなく上流の鳴子にたどり着いた、という感じだそうです。
とはいえ、森づくりに関してはまだまだわからないことの方が多く、実際の作業のほかにも100年続く森づくりや、その他様々なことについて先輩たちから学んでいる最中です。
そういえば、前回のブログの時に体力にはあまり自信がない、というようなことを話していましたが、1か月経ってみてどうなのでしょうか?
「思ったよりまだ大丈夫。今は夏の草刈りの過酷さを早く味わってみたい気もします。」
カークに聞いてみると、ややストイックな発言が。 ・・・え? 本気??
どうやら「一番過酷な作業を経験すれば、それ以外が楽に感じられる!」という感覚の持ち主のようです。
夏の草刈りが、最も過酷な作業かどうかは意見の分かれるところではありますが、心配しなくても大丈夫!? それはいずれ間違いなく経験できます。(しかも数か月続く・・・大丈夫かしら?)
今は過酷さを追い求めすぎてケガなどしないように、基本が体にしみこむまで同じ作業を繰り返し行っています。
「まだ(行動が)ズレたりするところもあるけれど、少しずつぎこちなさが減ってきたんじゃないかな」
と、この1か月を振り返ったカーク。
作業をしていくうちに、自分がフォークリフトを運転できれば作業効率が上がるんじゃないか、なんて、少しずつやってみたいことも増えているようです。
(フォークリフトが運転できれば確かに便利。期待して待っていても、いいのだろうか・・・。)
このあと、あっという間に雪が積もって、朝から晩まで雪かきに追われる日を迎えることになるのですが、それはまた次の回で。
おまけ