目指せ一人前!~新人きこりの挑戦 第2弾~③

2021年11月から私たちの仲間入りをした新人きこり・カーク。

仲間入りする季節が違えば、最初の仕事の内容も大きく変わるのが山の仕事。

第1弾では触れられなかった活動も紹介しながら、新人きこりが一人前になるまでの道をゆる~くお伝えしていく第2弾、3回目です!

なんだかんだこのブログを更新していない間に3カ月を過ぎ、研修期間が終了しました。

・・・もうしっかり山に入ってバリバリ木を倒しているかと思いきや・・・。

宮城県は東北でも比較的雪の少ない太平洋側とはいえ、大崎市鳴子温泉地区は山形県や秋田県との県境に位置する場所。雪は多いです。


↑年末からずーっとこんな景色です。

カークは除雪車に乗ってサスティナヴィレッジ敷地内の除雪作業を行っています。(雪が多い時だけです。毎日やってくれてもいいけど。)

もともと宮城県出身のカーク。雪が全く降らない場所で育ったわけではないけれど、さすがに、こんなに雪深いところで生活するのは初めて。もちろん、除雪車を動かすのも初めての経験です。

朝早く起きて、周辺の除雪を試みるも、何度もダメ出しを食らう日々(笑)。

停めてある車が出られないような場所に雪をどかしてみたり、見通しが悪くなる場所に雪を盛ってみたり、全然平らな路面にできずに地面が大きく波打ってみたり・・・。

しまいには朝早く起きられなくて、除雪が間に合わない…なんてこともありました。

もちろん、除雪車というのは思っているより難しいので、最初はうまくできなくて当然。

とはいえ、カークが除雪した後を他のスタッフがやり直したり、機械を使わない除雪も自分の倍以上の年齢のスタッフよりも遅かったり、いろいろまだまだです。

とりあえず寒い朝に早起きするところから慣れて、積極的に除雪車に乗って練習あるのみ!


↑サスティナヴィレッジ内を除雪するカーク。なかなかうまくなりません。

朝の除雪が終わった後は、仲間と合流してその日の仕事がスタート。

この数か月で伐採体験のサポートをしたり、自分でも伐採をしたり(残念ながら写真はない)、新型の機械を使って薪づくりをしたり・・・エコラの家の除雪をしたり。


↑先輩たちと一緒に薪をトラックに積み上げていくカーク。新しい機械の速度に追いつくのに必死。

↑木に登ってワイヤーをかけるために登っていきます。足元がおぼつかないので、落ちるんじゃないかと見ている方は気が気でない(笑)。※落下防止の安全帯はつけています。

寒い季節の作業は、体の使い方も変わってきますが、何か変化があったか本人に聞いてみると・・・

「体重が8キロ減りました!」との回答。

筋肉もついての体重減少(だと思う)ので、もちろん着ている服もサイズダウン。

体が軽くなって、機敏に動けるようになったと思いきや、トラックから落ちそうになるなど、まだまだ不慣れなところもあるカーク。

休みの日の楽しみは料理をすること・・・ということで、カークの得意分野は次回、紹介しますね!